こだわりが詰まった製造工程に密着!亀田の柿の種工場潜入レポート

カリッとおいしい亀田の柿の種は一体どのように作られているのか? 普段は見ることのできない、製造工程を紹介。

生産量は月まで届く!1年間に作られる亀田の柿の種をつなげていくと、地球から月までを1往復半以上移動する距離に!

 ※画像はイメージです。

START!
工場へ入るには、まず「エアーシャワー」で衣類についたホコリを取り除く。衛生管理は徹底。
風のシャワーを浴びていざ潜入!
STEP 1

蒸米

米粉を巨大な蒸練機に入れ、蒸気をまんべんなく吹き込み、よくこねて餅状の生地にする。日によって生地が含む水分量が変わるので、最適な数値になるよう調整する。

1年間に1万トン以上のお米を使用。
STEP 2

練り・成型

生地を練りながら空気と水を絡める。ここで柿の種の食感は生まれているといっても過言ではないのだ。練った生地は細長い棒状にして、一定の長さに切っていく。
餅の湿度と水分、重さをチェックしています。
断面は柿の種の原型である半月型。生地の温度と水分のほか、重さによって半月型の高さや大きさが変わるので調整が必要。
STEP 3

冷蔵

やわらかい生地はそのままでは切断できないため、冷蔵庫へ自動搬送し、24時間程寝かせる。十分に冷やすことで生地が硬くなり、一定の厚さで切断しやすくなる。
棒状になった生地を巨大な冷蔵庫で冷やす
STEP 4

切断

冷蔵庫で冷やされた生地を、高速カッターで薄く一定の厚さに切っていく。その数1秒間におよそ1,500粒。切断面の厚さは約1.6mm。焼くときのふくらみ、そして食感に関わる。

切断直後の柿の種。まだやわらかい。
生地がやわらかすぎると、切断時に形が崩れてしまう。冷蔵温度と時間を調整し、1粒1粒安定した形になるような硬さを保つ。
生地の硬さを調べ、同じ厚さに切るようにします。
STEP 5

乾燥

生地に残っている水分を適度に飛ばすため、2台の乾燥機にそれぞれ10分ほどかけて通し、温風で乾燥させる。その後、色彩選別機を通して、形が崩れたものを取り除く。

最適な水分量に乾燥させた状態。硬さがある。
乾燥後、水分が均一に広がるよう3時間ほど寝かせる。
STEP 6

焼き

生地をオーブンに入れ、200〜300度の熱風で一気に焼く。水分量が不安定だと、ふくらまなかったり破裂してしまう。乾燥機でベストな水分量にし、絶妙な温度で焼き上げる。

機械の数値に捉われず目で見て調整します。
ほんのり焼き色がついた、味付け前の柿の種。このまま食べても、お米の風味が広がる素朴な味。
焼くとふくれるためサイズが少し小さくなる
STEP 7

味付&乾燥

ドラムタンクに柿の種を入れ、回転させながら、しょうゆ・砂糖・その他の調味料でできた"秘伝のタレ"で味付けをする。その後に色彩選別機で規格外のものを取り除く。

染み込み方は毎日違います。日々勉強中です!
柿の種と秘伝のタレ、それぞれの温度によって、染み込み方やツヤが変わる。ベースの状態がいいと、タレのノリやツヤもよい。女性の化粧のイメージだ。
味付け直後。ベタついているので乾燥させる。
STEP 8

選別&個包装

ピーナッツがここで登場!重量が柿の種7:ピーナッツ3の比率になるように、それぞれをコンピュータースケールで計量し、個包装する。

タレを乾燥させ、色彩選別機を通った柿の種。
機械を微調整し、1粒単位で計量しています。
ピーナッツが酸化しないよう、窒素ガスで密閉されたボックス内で計量されている。
STEP 9

パッケージ化

6つの個包装を、ひとつの大袋に詰める。このときロボットアームがコンベアで流れてくる個袋をすばやく分配。

STEP 10

発送

工場から全国へと発送。作り手にとっては達成感を感じるとき。その眼差しは、まるで我が子を見送るかのよう。

FINISH !

Q&A 亀田の柿の種工場長に直撃!

亀田の柿の種のこだわりは何ですか?
発売された当時の味を50年以上守り続けていること、ふくらみや見た目のきれいな柿の種の形を追求していることです。
どんな工場にしたいとお考えですか?
対話の多い工場を目指しています。よい柿の種作りには現場の声が大事です。部署間の垣根を越えて声を出しやすく、ちょっとした変化にもすぐ気づき、対応できるようにしたいです。

工場長

毎日柿の種の味をチェックする食味検査員とは!?

1時間に1回、今日の柿の種と、2〜3日前の柿の種を食べ比べ、味に変化がないかを調べるのが食味検査員。厳しい試験に合格した人だけが担当になれる。

食味検査員

こだわりが詰まった製造工程に密着!亀田の柿の種工場潜入レポート

カリッとおいしい亀田の柿の種は一体どのように作られているのか? 普段は見ることのできない、製造工程を紹介。

こだわりが詰まった製造工程に密着!亀田の柿の種工場潜入レポート
生産量は月まで届く!1年間に作られる亀田の柿の種をつなげていくと、地球から月までを1往復半以上移動する距離に!

 ※画像はイメージです。

START!

風のシャワーを浴びていざ潜入!
風のシャワーを浴びていざ潜入!

工場へ入るには、まず「エアーシャワー」で衣類についたホコリを取り除く。衛生管理は徹底。

STEP 1 - 蒸米

STEP 1 - 蒸米 米粉を巨大な蒸練機に入れ、蒸気をまんべんなく吹き込み、よくこねて餅状の生地にする。日によって生地が含む水分量が変わるので、最適な数値になるよう調整する。

1年間に1万トン以上のお米を使用。
1年間に1万トン以上のお米を使用。

STEP 2 - 練り・成型

STEP 2 - 練り・成型 生地を練りながら空気と水を絡める。ここで柿の種の食感は生まれているといっても過言ではないのだ。練った生地は細長い棒状にして、一定の長さに切っていく。

餅の湿度と水分、重さをチェックしています。
餅の湿度と水分、重さをチェックしています。

断面は柿の種の原型である半月型。生地の温度と水分のほか、重さによって半月型の高さや大きさが変わるので調整が必要。

STEP 3 - 冷蔵

やわらかい生地はそのままでは切断できないため、冷蔵庫へ自動搬送し、24時間程寝かせる。十分に冷やすことで生地が硬くなり、一定の厚さで切断しやすくなる。

棒状になった生地を巨大な冷蔵庫で冷やす
棒状になった生地を巨大な冷蔵庫で冷やす

STEP 4 - 切断

冷蔵庫で冷やされた生地を、高速カッターで薄く一定の厚さに切っていく。その数1秒間におよそ1,500粒。切断面の厚さは約1.6mm。焼くときのふくらみ、そして食感に関わる。

切断直後の柿の種。まだやわらかい。
生地の硬さを調べ、同じ厚さに切るようにします。
STEP 4 - 切断

生地がやわらかすぎると、切断時に形が崩れてしまう。冷蔵温度と時間を調整し、1粒1粒安定した形になるような硬さを保つ。

STEP 5 - 乾燥

生地に残っている水分を適度に飛ばすため、2台の乾燥機にそれぞれ10分ほどかけて通し、温風で乾燥させる。その後、色彩選別機を通して、形が崩れたものを取り除く。

最適な水分量に乾燥された状態。硬さがある。
乾燥後、水分が均一に広がるよう3時間ほど寝かせる。
乾燥後、水分が均一に広がるよう3時間ほど寝かせる。

STEP 6 - 焼き

生地をオーブンに入れ、200〜300度の熱風で一気に焼く。水分量が不安定だと、ふくらまなかったり破裂してしまう。乾燥機でベストな水分量にし、絶妙な温度で焼き上げる。

焼くとふくれるためサイズが少し小さくなる
機械の数値に捉われず目で見て調整します。
STEP 6 - 焼き

ほんのり焼き色がついた、味付け前の柿の種。このまま食べても、お米の風味が広がる素朴な味。

STEP 7 - 味付&乾燥

ドラムタンクに柿の種を入れ、回転させながら、しょうゆ・砂糖・その他の調味料でできた"秘伝のタレ"で味付けをする。その後に色彩選別機で規格外のものを取り除く。

味付け直後。ベタついているので乾燥させる。
染み込み方は毎日違います。日々勉強中です!
STEP 7 - 味付&乾燥

柿の種と秘伝のタレ、それぞれの温度によって、染み込み方やツヤが変わる。ベースの状態がいいと、タレのノリやツヤもよい。女性の化粧のイメージだ。

STEP 8 - 選別&個包装

ピーナッツがここで登場!重量が柿の種7:ピーナッツ3の比率になるように、それぞれをコンピュータースケールで計量し、個包装する。

タレを乾燥させ、色彩選別機を通った柿の種。
機械を微調整し、1粒単位で計量しています。
STEP 8 - 選別&個包装

ピーナッツが酸化しないよう、窒素ガスで密閉されたボックス内で計量されている。

STEP 9 - パッケージ化

6つの個包装を、ひとつの大袋に詰める。このときロボットアームがコンベアで流れてくる個袋をすばやく分配。

STEP 9 - パッケージ化

STEP 10 - 発送

工場から全国へと発送。作り手にとっては達成感を感じるとき。その眼差しは、まるで我が子を見送るかのよう。

STEP 10 - 発送

Q&A 亀田の柿の種工場長に直撃!

工場長
亀田の柿の種のこだわりは何ですか?
発売された当時の味を50年以上守り続けていること、ふくらみや見た目のきれいな柿の種の形を追求していることです。
どんな工場にしたいとお考えですか?
対話の多い工場を目指しています。よい柿の種作りには現場の声が大事です。部署間の垣根を越えて声を出しやすく、ちょっとした変化にもすぐ気づき、対応できるようにしたいです。

毎日柿の種の味をチェックする食味検査員とは!?

1時間に1回、今日の柿の種と、2〜3日前の柿の種を食べ比べ、味に変化がないかを調べるのが食味検査員。厳しい試験に合格した人だけが担当になれる。

食味検査員